ラフの精度を上げる方法



J.タネダです。

前の記事でラフの重要度をお話しました。
そこで考えるのはラフは重要なので精度の高いラフを描く必要があるということです。
ラフの精度が高いとメリットがたくさんあります!


○メリット

クライアント様との完成イメージの共有が鮮明となる。
そのため意思疎通がより鮮明になり修正コスト抑えられる



○デメリット

特に無い気がします


メリットだらけなので、ラフの精度は是非あげちゃいましょう!
そのためには練習が必要です!
ラフ精度を上げるためには何の要素の育成が必要なのか?
そのためにどのような練習すべきなのかを解説していきます!


①画面全体の構図(構成)力


絵は部分的に見るのではなく、全体で見るものなのです!
それはラフの状態であっても同じです。
むしろラフの状態の方が描き込み量でのごまかしが効かない分より見られます!


<練習方法>
良いと思う風景写真のスケッチです。
写真構図から学び取るという方法です!

絵をスケッチしているときにこの写真構図はどういう狙いで描かれているのか、
解析しながら描きましょう!


構図のセオリーというものを知っていたら、解析しやすいと思います!
また別の記事で構図に関して解説していきたいと思います!


②画面全体のコントラスト、色味、演出意図をしっかり作る力


ラフの時点でできうる限り画面全体のコントラストや色味バランスを決め打ちしましょう!
風景画というのは具象画です。適当に色を置けばいいというものではないのです。


物体の存在と自分の置きたい色味とコントラストのバランスのつじつま合わせが必要なのです。


これは風景画の醍醐味でもあるのですが、なかなか難しいと思います。
これを達成するために何をすればいいのでしょうか。


<練習方法>
沢山絵や写真をみて、演出方法のストックを増やすことです。
引き出しが多ければ多いほどつじつまを合わせる方法の種類が増やせるわけです。
日ごろからいい絵を収集していきましょう


③実践力


①、②の要素をアウトプットする技術も必要です!


<練習方法>
自分のお勧めはワンドロで大量にアウトプットすることです!
時間が少ない分、不要な描き込みをする時間がないのです。



そのため①、②の要素を描くことに集中せざる追えないからです。
しかしながらどんな絵を描くか、手を動かす前の時間はじっくりとってくださいね!


①、②の要素を描くことに集中せざる追えないからです。
しかしながらどんな絵を描くか、手を動かす前の時間はじっくりとってくださいね!


いかがでしたでしょうか?
感じたことは劇的に進化するということは無いのです。
めんどくさいけど地道に取り組んでいくしかないんですね・・・


それと勘違いしてはいけないのは、


精度を上げるということ=(イコール)描き込みまくる


ではないのです。
上記で解説した要素をいかに短時間でしっかり盛り込むかということが、
精度を上げるということです。


次回はご質問いただいた、構図の考え方についてお話したいとおもいます!それでは!

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